逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

著者 :
  • 平凡社 (2005年9月1日発売)
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感想 : 211
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開国後に訪日した外国人の書き記した文献や絵画から当時の日本を眺めることができます。

現代の日本人はストレス過多で、人の目を気にして自分の気持ちを押し殺しながら日々の糧のために生きていると感じているのですが、
この本に書かれた日本人は愛嬌があり寛容で働きながらも祭りや季節の行事を楽しんでいて、何やら違う民族の話を聞いてるような感覚になります。
けれども、本来そう言った気質があったということは、現代日本人にも素質はあるのではないか?と希望を見出せるのではないでしょうか。
困難なことでもその中から独特な発想で解決を導き出したり、遊びが好きな気質などがそれに当たるかと。
昔に戻ることはできませんが、目指すことはできます。過去称賛ではなく、良いものに目を向けそれを伸ばしていく。本書からはそんなきっかけが得られるかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年4月5日
読了日 : 2024年4月5日
本棚登録日 : 2024年4月5日

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