すごくよかった。なんもいえねえ。
っていうくらい。アラン・グラッツさんは「貸し出し禁止の本を救え」もよかったけど、これは…すぐさま娘に勧めた。三人の時代も国も違う亡命者が順に語られていく。それが最後につながるところもいい。これが完全フィクションならうまくまとまっている感じもわかるが、いろんな事実に基づいて書かれていることに驚きだ。読みながら、ああそうだ、だからドイツなんだねと気づく。ナチスのことがあったから、ドイツは難民をたくさん受け入れていると聞いたことがある。日本もこういうところはもっと見習わないといけない気がする。もちろん、やってもいるのだろうけれど。難民も含む外国人の受け入れも……個人的に少し抵抗を感じていたけれど、こだわりを捨てて考えなくてはいけないのだろうな。
これは来年やまねこ賞投票したい作品。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
翻訳(児童書)
- 感想投稿日 : 2019年12月19日
- 読了日 : 2019年12月19日
- 本棚登録日 : 2019年12月13日
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