初読みの作家。不思議なテイストのハードボイルド。刑務所を出た元漁師の彦地秋郎が訪ねたのは横浜の暴力団の事務所だった…彦地の目的は…不器用で、真っ直ぐで、ストイックで、得体の知れない主人公の彦地が、自らの犯した罪への贖罪のために行動を起こす。
船乗り、横浜、ハードボイルドというと北方謙三の初期のハードボイルド傑作を思い出すが、この作品にも、北方謙三のような風合いを感じた。
しかし、主人公の彦地の立ち位置が今ひとつ曖昧に描かれているためか、設定やストーリーの面白さが減じているように思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2014年5月6日
- 読了日 : 2014年5月6日
- 本棚登録日 : 2014年5月6日
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