ピルグリム〔3〕 遠くの敵 (ハヤカワ文庫 NV ヘ 18-3)

  • 早川書房 (2014年9月25日発売)
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感想 : 55
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最終巻。訳者あとがきにも記載されているように「『ドラゴン・タトゥーの女』の次はこれだ」。本当に大傑作『ミレニアム』に匹敵する面白さの作品だった。読み終わるのが、これほど残念に思った作品は少ない。しかし、訳者あとがきによると『ピルグリム』は全三部作の構想で、やっと第一部が完結したとのこと。まだまだ楽しみが続きそうだ。さらには、この第一部は映画化も決定しているようだ。

僅かな手掛かりから少しずつ『サラセン』に近付く『ピルグリム』…ついに二人の放浪者が対峙し、驚愕の結末を迎える。身を挺してアメリカを守るたもに奮闘する『ピルグリム』…終盤は泣けてきた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外
感想投稿日 : 2015年1月8日
読了日 : 2015年1月8日
本棚登録日 : 2015年1月6日

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