西南戦争の物語。全10巻なので導入の導入という感じ。
日本の近代史は、明治維新という輝かしい改革に始まり、太平洋戦争の敗北という悲劇的結末に終わる。
生命は生まれた時に死も内包しているというが、大日本帝国にしてもそうだろう。
西欧列強に伍さんと近代化を目指すことは是としても、アジアへの進出は後世では侵略として語られることになってしまっている。
現代の価値観で裁くことは愚かだが、それでも別の方法があったのではないか。
それを成さんとしたのが西郷隆盛だったのである。
・・・と、大袈裟かもしれないが、私はこのように読んでいる。続きが楽しみ。
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- 感想投稿日 : 2021年11月8日
- 読了日 : 2021年11月7日
- 本棚登録日 : 2021年11月7日
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