不機嫌のトリセツ (河出新書)

著者 :
  • 河出書房新社 (2021年4月13日発売)
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本棚登録 : 339
感想 : 31
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p.108
とっさに使う回路の初期設定が男女で違うのである。
何かことが起こったとき、男性の多くは「遠くを見る」と「問題点を指摘する」を選び、女性の多くは「近くを見る」と「共感する」を選ぶ。
なぜなら、動物は、脳が不安や危険などのストレスを感じた時、数ある脳神経回路の中から、「生存可能性を上げる」ものをとっさに使うように初期設定されているからだ。

p.109
ストレスの解消法も真逆。
女性はおしゃべり。
男性は沈黙。

p.147
この世には、「抽象化」を面白がる脳と、「具象化」を面白がる脳があるようである。
真実が1つの方が気持ちいいという脳と、彩やバリエーションがあった方が嬉しいという脳と。

p.186
しあわせになる。この機能が人間だけにある限り、あらゆる知性で人工知能が人類を超えても、人類の存在意義は揺るがない。AIは、どんなに「頭」がよくてもしょせん、道具にしかすぎない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月23日
読了日 : 2021年11月23日
本棚登録日 : 2021年11月23日

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