反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークV (文春文庫 い 47-9)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年9月4日発売)
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感想 : 241
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このシリーズ積読5冊目。

スカウトマンズ・ブルース
感覚的にはドラマ版にありそうな内容の印象。
ヤクザ絡みのトラブルシューターとしてマコトが一肌脱いで、ささっと解決してしまう感じです。

伝説の星
過去の栄光を糧にビッグドリームを叶え用とした結果、ヤクザに追われることになるスターを救う話。
マコトがこの先着るスーツはこの話で仕立てられたものなんでしょうか。

死に至る玩具
日本の玩具を作る工場の悲劇の真相を世に知らしめるため、メーカーという大企業と相対する。
十数年前の中国で起きてそうな労働問題を取り上げた話のようでした。
今は東南アジアからくる技能実習生に対象が変わっているだけで、日本の企業の闇は変わっていないように感じました。

反自殺クラブ
自殺に家族を奪われた3人と共闘して、自殺サイトの主を引き釣りだす。
この頃たしかに集団自殺とかが社会問題になっていたように思います。練炭とか、硫化水素とか・・・
積読していると改めて日本の闇が様変わりしているんだなと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月1日
読了日 : 2022年9月27日
本棚登録日 : 2022年9月27日

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