倒錯の死角 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1999年10月7日発売)
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本棚登録 : 825
感想 : 85
4

困ったなー。

面白くないものをなんとか選んで整理するのが趣旨だったのに。
うーん、面白いんだよねー。

この作品、3つのアングルからストーリーが進む。
どのアングルもちょっとずつ悪党要素が入っているので、
どこに休息を求めるべきかもわからずにかなり休まらない。

怪しい要素はてんこもり、本当の悪はどこに?
最後に袋とじまでついちゃって、作者の遊びゴゴロとかサービス精神が伝わっちゃって、
もう嬉しい一作。

最後のオチはあたし的にはイマイチだったけど、
でも、全体を通じてみっちりした満足感が。

うなっちゃうよね、この作品‥

やはり、片付きません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 完成されたパズルの快感!
感想投稿日 : 2012年2月6日
読了日 : 2012年2月6日
本棚登録日 : 2012年2月6日

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