淳 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年5月29日発売)
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本棚登録 : 422
感想 : 43

まず前提として、私は「絶歌」と加害者家族の手記を読んだ後にこれを手に取った。
著者の土師さんは非常に頭の良いひとであると、この手記から伝わってくる。
これを読むと、いかに加害者家族の文章作成能力がお粗末であるかが相対的に浮き彫りになる。
加害者家族の手記は(最終的に許可は取ったものの)はじめ反対されたらしい。これと比較すれば、納得しかない。
「絶歌」に至っては手記ですらないとわかると思う。

当該事件において、唯一読む価値のある書籍だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年5月25日
読了日 : -
本棚登録日 : 2020年5月25日

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