いつか誰かに笑って話せる秘密。
絶対に誰にも話せない秘密。
後者の秘密を生まれて物心ついた時から
必死で隠し、普通の人を振る舞う事で、
スポットをあてられないよう、ひっそりと生きる人達の孤独と葛藤。
『明日死にたくない』と思いながら明日を迎えてみたい、という主人公の思いに、どんな苦しみの中で生き抜いてきたんだろうと思いを巡らせる。
人と繋がれないからこそ『繋がり』を渇望する登場人物の心の叫びが悲しかった。
初めの6ページに手紙のようなものがあり、
その後5ページに児童ポルノ摘発の記事がある。
この手紙と記事を何も知らずに読んだ時と
本書を途中まで読み進め、
手紙と記事を読み返した時では違う印象を受ける。
こんな風に苦しんでいる人がいるんだなと
初めて知った。
登場人物の様々な悩みに触れて、
人との繋がり、多様性、マイノリティ、価値観、
コンプレックス、性癖、家族、パートナー等々。
色々な事について考えさせられる作品でした。
こちらはブク友のヒロの感想で
『価値観を揺さぶられた!』の一言に興味を持って手に取った作品。
内容を全く知らない私に、『けっこうグサグサくるから読むなら落ち込んでない時に』とアドバイスをもらい、落ち込んだ時にはヒロに励ましのお願いをし
準備万端で読みました。
ヒロ、ありがと(^^)
おかげさまで安心して読む事ができました♡
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
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- 感想投稿日 : 2022年5月8日
- 読了日 : 2022年5月8日
- 本棚登録日 : 2022年5月8日
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コメント 8件
ひろさんのコメント
2022/05/09
松子さんのコメント
2022/05/09
ひろさんのコメント
2022/05/09
aoi-soraさんのコメント
2022/05/09
松子さんのコメント
2022/05/09
ひろさんのコメント
2022/05/09
松子さんのコメント
2022/05/09
aoi-soraさんのコメント
2022/05/10