君たちに明日はない (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2007年10月1日発売)
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感想 : 580
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クビを切るのは、本当に難しい仕事だと聞いた。私のいる会社でもクビ切り課長と呼ばれる人物がいて、その人はなぜか尊敬されていたことを思い出す。
その難しさの中身がしっかり書かれている良著。

そこに垣根涼介さんお得意のイケメンスケコマシ野郎(死語)要素が掛け合わされ、なんだかマグロの解体ショーを見ている気分になった。マグロに申し訳ない。

会社に切られる人間に敢えて同情はしないが、切られる側に立ってついつい先の人生を考えてしまうのは、ダメサラリーマンの性かな。
いや、反面教師とすべき。
面白いコンセプトなので先を追いたくなる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年9月9日
読了日 : 2022年7月12日
本棚登録日 : 2022年7月12日

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