クビを切るのは、本当に難しい仕事だと聞いた。私のいる会社でもクビ切り課長と呼ばれる人物がいて、その人はなぜか尊敬されていたことを思い出す。
その難しさの中身がしっかり書かれている良著。
そこに垣根涼介さんお得意のイケメンスケコマシ野郎(死語)要素が掛け合わされ、なんだかマグロの解体ショーを見ている気分になった。マグロに申し訳ない。
会社に切られる人間に敢えて同情はしないが、切られる側に立ってついつい先の人生を考えてしまうのは、ダメサラリーマンの性かな。
いや、反面教師とすべき。
面白いコンセプトなので先を追いたくなる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年9月9日
- 読了日 : 2022年7月12日
- 本棚登録日 : 2022年7月12日
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