余韻残るストーリーに心奪われました。
あの2人にはこれからも自由に生きてほしいな。
物語の内容は、毒親が胸糞悪くて正直辛かったですが、読み終えると2人の関係性にほっこり。
血の繋がった家族であれば無条件に支え合わなければならないんでしょうか。心に残ったのは“ーーー愛されてたら、子供はなんでも許さなきゃいけないわけ”⁉︎という言葉。愛してるの言葉って捉え方によっては呪縛にもなってしまうのかと考えさせられました。読了後に見るタイトル「愛されなくても別に」の文字は読了前のそれとは言葉の重みが全く違って見えます。
今作で初めて武田綾乃さんの小説を読みました。何気ない日常のリアルな幸せを描くのが上手でしみじみ。まるで映像を見ているかのような作品でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月17日
- 読了日 : 2023年12月17日
- 本棚登録日 : 2023年12月17日
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