自閉症であることは別としてショートストーリーを紡ぐ才能は突出して高いと思われ、この方絵本も出されてるんですね。すばらしいです。彼は自閉症でなくても文章で世に出るべくして出た人ですね。
逆に自閉症ではなくただの変わった性格の人が書いた本、として読んだ場合「助けろいうてもそれ依存されそうやしそれはちょっとなあ…」と普通に感じてしまう。それくらいエッセイとして整っているともいえる。だって中学生が書いてるんですよ。知らなかったら普通の若い子のブログですよ(言うても文才は普通レベルではないし、著者が書くのにどのくらい時間をかけて丁寧に綴っていったかは並大抵の努力ではないんだな…すごい)
私の気持ちがうまく伝わるかどうか何ですが、単純に性格の合う合わないでコミュニケーションの距離感って図っていくものではないですか。例えば同僚ならば仕事がスムーズにいくようにそれなりに助け合うし、仲良くなれるかどうか気が合うかどうかだけの問題。
そういう自閉症という先入観抜きで一個人として(当たり前だが)考えていいんだ良かった嬉しいなという本です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2018年2月14日
- 読了日 : 2018年2月8日
- 本棚登録日 : 2018年2月8日
みんなの感想をみる