【あらすじ】
無敗の王者ジム・ブラドックはライトヘビー級ボクサー。嫁・子供にも恵まれ順風満帆…かに見えたが、おりしもアメリカは不況の荒波にもまれ大恐慌。ある試合で利き腕の指が折れたまま戦い判定負けするブラドックは興行主の意向でライセンス剥奪→引退→不況なので日雇いの仕事すら抽選に並ぶ日々。食料不足で親戚に預けられるのを恐れた息子が万引き→「お前はどこにもやらないよ」息子に誓うブラドックだったが電気も止められ嫁は涙で里子を決意。本人含め市民ほぼ全てがド貧乏な中、どうすれば金にありつけるのか…。
【以下ネタばれあらすじ】
日雇いだけでは足りず、以前の興行メンバーや救済センターに恥を忍んで金を恵んでもらうブラドック。元マネージャーは彼のために当て馬試合を準備→ミラクル勝利→マネージャーはブラドックに己の夢を託すため、家財道具を処分・興行主に頭を下げて次々と試合をセッティング→勝利を収めるブラドックは貧乏市民のヒーローに。遂に試合相手を必ず殺す男ベアーとヘビー級王座をめぐり対戦→2Rもてば良い方と言われるベアーに激しい攻防の末15R判定勝ち。30歳にして世界王者になったのだった。
最後「エイドリアーン!」くらい言いそうな感じだったのですがそこは実話。淡々とした描写でそれ以後のブラドックも教えてくれます。
それにしてもレネーは福顔ですね。
※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
実話・実話ベース
- 感想投稿日 : 2016年2月21日
- 読了日 : 2016年2月18日
- 本棚登録日 : 2016年2月18日
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