思い出袋 (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1234)

著者 :
  • 岩波書店 (2010年3月20日発売)
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本棚登録 : 438
感想 : 53
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鶴見さんの作品を読むのは初めて。いろいろすごい思想と文章を積み重ねて、80代のときにたどり着いた表現という印象を受ける。平易な言葉でくり返し同じエピソードがつむがれる中に、ドキッとするような一文がまぎれこんでいる。

中でも大江健三郎のことを描いた「内面の小劇場」は圧巻。内面のせめぎ合いなしに、何かを主張することはできない。迷いながら、問い直しながら、生きていきたいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年12月26日
読了日 : 2021年12月26日
本棚登録日 : 2021年12月26日

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