機械仕掛けの太陽

著者 :
  • 文藝春秋 (2022年10月24日発売)
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感想 : 203
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最近、4回目のコロナワクチン接種をした。
ファイザー、ファイザー、モデルナと来て、ファイザーのBA5対応のものを打った。
副反応はモデルナよりはマシだったけど、しっかりと発熱と悪寒が押し寄せてきました。

コロナが重症化するよりは、副反応の方が全然マシなんだから…と自分に言い聞かせつつ、もう少し体にやさしいワクチンへの改良を心から望む。
どうせ、しばらくは定期的に打たなくてはならないのだろうから。


さて、この小説のタイトル「機械仕掛けの太陽」とは、ずばりコロナウイルスのこと。現役医師でありミステリー作家である知念実希人さんの新作で、2019秋からこの6月までのコロナ最前線の医師や看護師の奮闘記だ。
フィクションなのだが、起こった出来事が忠実に記されており、現場感も半端なく、極めてリアルな内容だ。

読むと、コロナ禍のいろいろなことを思い出して、ちょっと泣きそうになる。みんないろいろ頑張ったよ!
そして、医療従事者への感謝と強いリスペクトを抱かずにはいられない。
改めて、心からありがとうと申し上げたい。

同時に、この小説に書いてあるようなことが実際に起こっているとすれば、アンチワクチン勢への強い憤りを禁じ得ない。
自分が打たないのはいい。ワクチン接種に疑念を持つ気持ちもわからなくはないから。
しかし、接種する医師の善意やワクチンを打ちたい人たちの邪魔をしないでほしい。ほんと頼むよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年11月12日
読了日 : 2022年11月11日
本棚登録日 : 2022年11月11日

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コメント 4件

まことさんのコメント
2022/11/12

たけさん。こんにちは♪

また、本がバッティングしましたね(*^^*)
私も、夕べレビューしたばかりです。

副反応、もう、落ち着きましたか?
お大事になさってくださいね。

アンチワクチンの方のことは、私もこの本で、初めて知りました。
私の知り合いでも、打たない方はいらっしゃいますが、医師に嫌がらせをするのは、行き過ぎた行為ですよね。
本当に邪魔しないで欲しいですよね。
医療従事者の方には、本当に感謝ですよね。

たけさんのコメント
2022/11/13

まことさん、おはようございます!

いや、奇遇ですね。
ただ、この本読むタイミングとしては今がベストな気がします。
また、第8波がくると状況は大きく変わってくるのでしょうから。

ワクチンの副作用はもう大丈夫です。元気ですよ。

医療従事者の方へは、ほんとに大きな感謝です!

アールグレイさんのコメント
2022/11/13

たけさん(^_^)/こんにちは

私も最近4回目を打ちました。ずっとモデルナです。1、副反応なし、2、副反応オンパレード!、3、倦怠感のみ、4、熱なし倦怠感頭痛、腕は今までで1番痛みが酷く、布団から起き上がるのが大変でした。
以上(アハハ)
この本、題名を見て気になりました。
・・・・知念さんは苦手なのです。医療ものは。
TVドラマは平気。本は頭の中で場面を考えますよね。それ・・・きっと。知念さんの本に医療ものてはない本をご存知ですか?
長々と失礼m(__)m

たけさんのコメント
2022/11/13

アールグレイさん、こんにちは!
副反応の出方はほんと人それぞれですねー。
あ、でも共通項。今回は僕も腕の痛みが今までで最も辛かったです。布団から起き上がるの大変ですよねー

医療ものは言葉が難しい場面がありますよね。
ぼーっと読んでると置いていかれる時がある笑

知念さんの小説、僕もあまり読んでいないですが、「硝子の塔の殺人」は医療ものではなかったと思います。

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