わたしが出会った殺人者たち (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2014年8月28日発売)
2.88
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本棚登録 : 184
感想 : 12
3

星3.5
久しぶりの佐木隆三さん。
殺人百科もそうだけど 1人の犯人についての分量が少ないので さらっと読めるけど 物足りない部分もあり。
むかし 死刑囚ものをたくさん読んでたときに 手記を読んだ死刑囚もいて その時は知らなかった前科前歴を今回初めて知って 今更ながら 自分の甘さに気がついたっていうか。
最近の事件はちょっと変わってきてるけど その当時は 確かに罪は重いけど そこに追い込まれた犯人の事情も重いものがあったり そこで一線越えてしまう犯人とわたし自身って そこまで大きく違わないんじゃないかとか 警察の捜査の仕方もどうなの?とか いろいろ考えて。でもやっぱり手記って 客観的じゃない部分とか 自分に都合悪いことはかかないとか そのまま鵜呑みにしちゃダメなんだなって思った。ある意味ショーゲキだった。
勉強になりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年8月29日
読了日 : 2017年8月29日
本棚登録日 : 2017年8月12日

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