大人になった今、
小中学生だった頃の自分に読ませたい本
子ども心に絶対だと思っていたことが
実は絶対ではないと軽く言い切ってくれる
絶対だと思いながら
理由に乏しいと気付いていたから
やはりそうだったのかと自信を持っただろう
印象に残ったのは、
幸せな状態があるのではなくて
幸せな瞬間があるだけ
という箇所
それと、
128ページの正しさと悪について
世の中は、自分が理解できるような形で構成されていてほしい
というお子サマな態度は、大人になってまでそのままだと、ひじょうにやっかいなことになるであろう
よく「世間とはこうなっている(だからそれが正しい)」とか、「ワタシは世の中をこうやって理解している(だからワタシが正しい)」とか、言葉の裏側に必ず、発言する自分の側が、無条件に正しいことを匂わしてくる人がいるではないか
こういうひとに、いくら「世間はこういうふうにもなっているよ」とか「別の人は世間をこういうふうに理解しているけど、どう?」と提示しても、ぜったいにー耳を傾けるということはないのである。
勤め先にいる困った50代複数がまさにこれだと膝を打った
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月3日
- 読了日 : 2021年1月3日
- 本棚登録日 : 2020年12月12日
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