35歳過ぎてから、人の名前や買い物するものなど忘れるようになってきて、「やっべえ、これは噂に聞いていた‘老化現象’ってやつか」と焦った。
でも特にどうするでもなく、ほうっておいていたのだが、ブクログでこちらの本のレビューを見て、なんとなく読んでみることに。
著者は記憶術や速読術の本を数多く書いている方。
分かりやすく、親切設計なつくりになっている。
忘れる例→何故忘れるか→どうすれば忘れないか、がテンポ良く21例ポンポンと並べられている。
目次まで至れり尽くせりで、ここだけ読んでも本の概要がわかるように作っているのが分かり、感動。
鍵はワーキングメモリ=脳のメモ帳。
ここの容量が意外と少なく、記憶を多くとどめておけない。
ここに入っただけでは覚えられない。
どうすればいいか。
「繰り返す」「イメージと結びつけて覚える」「見る、のではなく観察する」「関心を持つ」「メモをとる」
要するにぼーっとしてちゃダメっ!てことなのかな。
‘記憶力のいい人’は意識的か無意識的にそういうことを行っているから‘記憶力がいい’のだそうだ。
あと私は記憶力が悪い...とあんまり自分を責めない!
そもそも脳は膨大な情報を‘忘れる’のがお仕事。
『私』と『脳』で情報の取捨選択が基準が違っているので
、こういうことが起こる。
上手に『脳』の特性を利用して覚えれば良い。
読んでちょっと気が楽になって気分も前向きになった。
記憶術の本であり自己啓発本でもあるのかな、この本。
とりあえず100均でメモ帳買ってきました。
- 感想投稿日 : 2018年3月25日
- 読了日 : 2018年3月25日
- 本棚登録日 : 2018年3月20日
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