第147回直木賞のシールが。
あぁ、そうだったのかぁ、それを読んでいなかったのかぁ。
短編5編。どれも後味の悪い話。
それが、まんざらなさそうな話でもないからゾッとする。
『仁志野町の泥棒』うーん、母親たちの気持ちもわからなくもないが、イケないことはやっぱりイケないことだと思う。暗黙の了解みたいにしちゃうなんて、ちょっとそれは。
『石蕗南地区の放火』あ、あたしのせいで…と思って慌てている場面にゾゾーっと。
『美弥谷団地の逃亡者』力のある相手には逆らえないよなぁ。
『芹葉大学の夢と殺人』妙に自信があり夢ばかりかたる彼。付き合いきれないよ。でも、見た目で許してしまうのかぁ。
『君本家の誘拐』育児は未体験で想像するしかないが、母と子ふたりきりでマンション暮らし、近所にママ友がいないとなると行き着く先はここか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2015年上半期
- 感想投稿日 : 2015年4月21日
- 読了日 : 2015年4月20日
- 本棚登録日 : 2015年4月21日
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