座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2004年5月15日発売)
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本棚登録 : 1272
感想 : 157
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ゲーテの言葉を借りながら人生を生きるうえでのヒントを提示している

ふむふむ、高尚で近づきがたい印象をもつゲーテもこのように取り上げられると身近に感じられて良かった

「自分の立ち位置がわからなくなったとき、なにか壁に突き当たったとき、本書を開いてほしい。」と前書で述べられていたが、内容はそこまで簡単に享受できるようなものではないと感じた
これは私個人のレベルの問題かもしれないが

とはいえ色々気づきを得たことは間違いない

✏この世において、劃期的なことをするためには、周知の通り、2つのことが肝心だ。
第一に頭がいいこと、第二に大きな遺産を受け継ぐことだ。(ここでいう遺産とは金銭的なものを指さない)

✏圧倒的な才能の前では、すべてを投げてしまいたい衝動に襲われる。(中略)そこそこの才能があったとしても、それで自分の道を断ってしまうのは哀しい。強烈な刺激は受けても、支配されないくらいの距離感をもつことだ。

✏つまり、仕事上起きた不都合な邪魔は、より高次の次元にいたる原動力だとも言える。正・反・合の弁証法的のようなものだ。

✏「何かに心を奪われる瞬間」を技化する

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月20日
読了日 : 2022年2月20日
本棚登録日 : 2022年2月20日

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