台湾と日本
かつて、日本が統治していた歴史がある。
その中で、湾生と呼ばれる統治時代に台湾に生まれ、第二次世界大戦後に日本に引き揚げられた日本人たちがいる。本作の主人公の祖父もその湾生の一人だった。
祖父の葬式のために、久しぶりに故郷に帰った主人公だったが、どこか雰囲気の違う葬式に戸惑った。参列者が母と叔母だけで、執り行われていたから、その原因は、祖父の自死にあったから。
祖父のルーツを辿るべく、台湾に向かう主人公は
そこで、何を感じ取るのか、何故自死に向かったのか、死生観を考えさせる、生と死、両方の側面から見た作品でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年2月6日
- 読了日 : 2023年2月6日
- 本棚登録日 : 2023年2月6日
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