本作は、芥川賞を受賞した著者の代表作で、母の
実家に残る納屋の周りに生い茂った草を刈るために、長崎のある島に向かう話で、親戚一同が草を
刈るためにその島に集まる。
なぜ、草を刈るのか、その納屋の歴史、家族の歴史が読んでて、心地よく物語が進まれていく。
家族のルーツ、歴史を知ることが実に大事かと、あらためて実感しました。
文章で描かれている、長崎の島が、自然に頭の中で、再生されて、文章の表現力にもビックリしました。あと、方言ですね。九州の言葉がここまで、私の脳裏を刺激するとは思いませんでした。
とても、心地よい雰囲気になりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年3月19日
- 読了日 : 2023年3月19日
- 本棚登録日 : 2023年3月19日
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