おとなになるってどんなこと? (ちくまプリマ―新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2015年7月7日発売)
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本棚登録 : 2055
感想 : 179
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ばななさん的大人とは、生きるとは、勉強の意義等が語りかけるように優しく書かれている。
あくまで個人の意見であり、押し付けてないよ感が好き。

成人式などで形式的に「大人」に押し出されるわけだが、精神的な大人はこうできて行くのかと勉強になった。
中高生に読ませたいと帯には書いてあったが、私には今がちょうど良かった。


感謝をする。淋しさに耐える。感情抜きに他者を思いやる。自分の中の子どもを認める。
+α 得意なことに頼って依存しない。新しい場所、新しい人に会う。

最後の2つは勇気がいるし、エネルギーも必要だけど少しずつ。



読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月30日
読了日 : 2022年3月30日
本棚登録日 : 2022年3月30日

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コメント 1件

ともひでさんのコメント
2022/03/30

予備校通いながら、一番のハードルは、勉強の大変さでも、試験の難しさでもなくて、本気で目指すことだと感じてて。
(詳細は脱線するから会ったときにでも)

そのエネルギーがどこから供給されたか考えてみたときに、新しい環境への渇望が30%くらいは占めてるなと思った。同じ環境に何年身を置くか選択ができる状況で、努力次第で何とかなる(ように感じる)なら、より短く終わらせたい、みたいな。(エネルギーをくれる例)

ただ渇望と表現すると好きで望んでいるようにうつるけど実際は違っていて。感情的には既存の枠組みに留まりたい気持ちが強くあるにも関わらず、飛び込んだ方が色々と成長できることを知ってる理性が、間接的に意思決定に絡んでくるイメージ。(エネルギーが必要の例)


結論何が言いたいかと言うと、

>最後の2つは勇気がいるし、エネルギーも必要だけど少しずつ。
エネルギーを要求されるだけじゃなくて、エネルギーを与えてくれるケースもあって、その馬力は無視できないからうまいバランスを見つけたいよね、です。笑

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