果たして、ふれあい、すれ違った人間は本当に人であったか?果たして、彼は、彼女は……。 沖縄を舞台にした不思議で、不気味で、寂寥感のある物語。恐ろしい目に遭うと言うよりは、怪異に触れる、それとすれ違うと言う印象。怖い話のはずなのにどこか切なかった。怖い話ではあるのだが、怖いという感情より読了後にやってくるのなんともいえない(寂しいに似ている)感情の方が圧倒的に強い。さすがに「夜のパーラー」「ニョラ穴」はそうもいえないが。沖縄にある独特な風習、言葉遣いが新鮮で大変よかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(ホラー、怪奇、怪談)
- 感想投稿日 : 2020年9月21日
- 読了日 : 2018年11月26日
- 本棚登録日 : 2020年9月21日
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