市役所の市民相談室に勤める公務員が主人公という異色作。
無責任でやる気のない上司や同僚、非常識で身勝手な市民、傲慢で強権的な市長、粗探しに余念のないマスコミ等々。多少誇張はあるにせよ、かなり公務員の現実を描き当てているのではなかろうか。こりゃ、ストレス溜まるよなぁ。
いろいろな事件が立て続けに起こって、思いがけない(ちょっとありえない)展開に発展するも、終盤で幾つかの伏線を回収して、最期はめでたしめでたしかな。
山本甲士さんは初読だけど、文体も軽くて読みやすい一冊でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年6月28日
- 読了日 : 2016年6月27日
- 本棚登録日 : 2015年2月26日
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