身の上話 (光文社文庫 さ 11-11)

著者 :
  • 光文社 (2011年11月10日発売)
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仕事は増えるのに給料は上がらず、希望してないのに電気代だけバカ上がり。今年もサマージャンボの季節がやってきて、あー!1等当たらないかなー!!くそー!! …と思っていた時に手に取った1冊。

語り部は主人公の古川とどうやって知り合ったのか?という違和感から始まり、高額当選を果たした古川が転がり落ちるように予期せぬ事態に巻き込まれていくのは目も当てられない。自分だったら「当選したお金を持って上司に謝りに行くぞ」と思う一方で、古川の環境にいたらどうするか分からない。

宝くじの高額当選者は「その日から読む本」をバイブルとして渡されるそうですが、当選を夢見る私のような人にとってはこの「身の上話」が道標になりそう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年7月9日
読了日 : 2023年7月9日
本棚登録日 : 2023年7月9日

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