鹿の王 水底の橋 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2020年6月12日発売)
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本棚登録 : 2398
感想 : 126
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清心教のように宗教と医術が交わることは現実にもあると思うが、ホッサルが言うように救える患者を神を理由に救わないのは邪教だと思う。ただ、水底の橋を読み終えて、清心教の考えも分からなくもないと思えてきた。どちらも人の救済が目的の根底にあるのは間違いないと思うので。
今回の物語は、上橋先生も語ってましたが医術がメインの小説だと思います。でも、個人的にはミステリーとしても爽快で楽しく読めました!てっきり、また裏でリムエッルが糸を引いてると思っていたら、予想外の結末にまとまったのでとてもスッキリしました。最後は安房那候の本当の思いも聞けて満足です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年1月5日
読了日 : 2021年1月3日
本棚登録日 : 2020年11月3日

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