単に部屋を片付けるだけでなく、その人の人生にまで関わって解決へ導くアドバイザーの話です。不倫で悩むOL、妻に先立たれた老人、資産家の老女……etc。それぞれ使わないものを溜め込んでいます。そして片付かない人には人生に片付いてないことがあるとの見方を示します。
「いつかなんていう日は来ない。」
げげっ!これ思いがちです。
「使えるかどうかでなく、使わないものは捨てた方がよい。」
た、確かに……。これもあれも、いらないかも。
「値段がいくらであっても着ないものはもう着ない。」
結構いい値段したんだけどなぁ。デザイン古いですよね……。
「もとはどんなに高価であっても要らないものは要らない。」
ご指摘ごもっとも!心に刺さる言葉だらけです。
断捨離したくなってきました。
「暇は人間をだめにする。精神を病むことも少なくない。」
そうですよね。下手にお金があると歯をくいしばって働こうとか、自分をもっと高めたいなんておもわないもんね。猜疑心も強くなりそうですし。
最終章はまさにクライマックスです。究極の人生の片付けです。
片付け、整理整頓の哲学のみならず、自分の知らない人生の数々の場面を見ることが出来ました。
人生経験としても良い読書体験でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年2月20日
- 読了日 : 2023年5月14日
- 本棚登録日 : 2023年2月18日
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コメント 2件
みたらし娘さんのコメント
2023/02/21
ちゃたさんのコメント
2023/02/21