文学の愉しみ

著者 :
  • 放送大学教育振興会 (2008年3月1日発売)
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感想 : 4
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放送大学を受講したことをきっかけに柴田先生を知り、さらに翻訳ものに走るのですが、この本は、柴田先生もしくは野崎先生の著書で触れられていて、読まなくてはと思い詰め、ようやく古書で手に入れた逸品です(借りるには大学図書館しかなかった)。正直手に入らないと思っていたら、超美品が!…手放された方、ありがとうございます。

何しろ教材、放送も視聴できたらなお良かったとは思いますが、充分堪能できます。
世界文学さらに日本文学に対する自分の見識の浅さにがっかりしながら、さらに読むぞ!と思いを新たにしました。

今ロシア語をかじっていて、沼野先生の講義部分もありがたく拝読。
日本人作家の方、川上弘美さん、辻原登さん、池澤夏樹さん…読んでない、何も知らない…反省。
いわゆる世界文学に触れる目的が、狭義の日本文学を再認識することになりました。

ちょうど今ロード・オブ・ザ・リングを(今さら)読んでる最中で、さらにクリスティ好き。
客員で小谷真理さん、若島正さんが、それぞれを講義されており、私にとっては夢のような授業…

小川洋子さん、多和田葉子さんも読んでない…
まだまだ死ねないとまたまた思ってしまう1冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月23日
読了日 : 2022年12月23日
本棚登録日 : 2022年11月3日

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