入社1年目の教科書

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2011年5月19日発売)
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感想 : 69
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社会人歴7年経った今に改めて、基本を確認するべく手に取ったもの。ふと自分を含め周囲のビジネスマンを見ていて、当たり前のことが当たり前に出来ていない人が多く、では当たり前ってなんだろうという思いから再読に至った。
【所感】
・仕事はここぞ、という時への準備である。チャンスをつかみ結果を残すには、十分な準備以外ない。本当にそうだと思う。
【大筋】
・原則はコミットとスピード。頼まれたことをやりきることで、信頼を蓄積していく。
・また、50点でも良いので、スピード感を以て提出することで、フィードバックを早く得て、質の改善につなげる。
【各論】
・メールの返信は24H以内。返信が早いだけで2割増し。
・締め切りは死守。また、業務は何のためにやるのかという全体感を失わない。
・教えてもらえる時代ではないので、上席から盗む。
・MTGはTo doを確認して、next actionのズレがないかを確認。
・準備は準備。仕事は予習・本番・復習=3:3:3。
・相手に質問するときは、メモを見せながら。ズレがないし、準備してきたことが相手に伝わる。
・仕事は復習が全て。忘れることを防ぐことで、知識と経験のストックを増やす。
・チームに貢献することに拘る。会議で発言せよ。
・アポどり=期日設定を無理やりすることで、仕事のスピードを上げる。
・あいさつが大きいのは自己紹介替わりになる。
・仕事は根回し。会議は、①情報共有⇒②論点の整理⇒③出席者の見解醸成⇒④議論⇒⑤結論出しのプロセスだが、事前に根回しをすることで、会議の前に③までを終わらすことで、基本事項の合意形成と対処可能な反論をつぶすことが可能となる。
・英語は時間をかければ誰でも出来るようになる
・目先の業務で必要なことから学習(=自習)していく。⇒P1研修でいうところの借金返済。新人は借金から始まるということ。
・勉強は続けること。モチベーションは何でもよい。資格試験もその一つ。うまく外的要因も取り入れながら、継続していけ。
・仕事に関係ない人とランチ(=交流せよ)。社内人材だけだと価値観が偏る。
・人間としての魅力は結局、一緒に時間を過ごして楽しいかどうか。多くの引き出しを持ち、多少おっちょこちょいの方が可愛いらしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事
感想投稿日 : 2023年4月30日
読了日 : 2023年4月30日
本棚登録日 : 2023年4月30日

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