著者の主張はとてもシンプルだ。
タイトルにあるように、死ぬときは持ち金がないように、有効にお金と時間を使いなさいと言うこと。一生懸命働いてお金を貯めて、いざ使うときには体が動かないとか、医療費のみに使うとか、それは働いて稼いだお金を楽しむために使っているのではなく、病院のベッドで過ごすために使っていると言うこと。それが本望なのか?
当たり前のことを言っているのだが、一貫した主張は妙に腑に落ちた。
各年代に応じた人生を充実させる経験を増やすには、「金」「健康」「時間」のバランスを取る必要がある。そのときに豊富なものを、足りないものと交換しなければならない。
時間は金よりもはるかに希少で有限だ。1日は24時間しかないが、工夫次第で自由な時間を最大限増やすことはできる。金で時間を買うメリットを享受するのに、金持ちである必要はない。
心理学の研究でも、人はモノではなく経験に金を使うほうが幸せになれることを示しているそうだ。
等、もっともな主張だ。
結びでも、人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。さあ、今すぐに始めよう。とある。
なんだか気軽になった感じだ。
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- 感想投稿日 : 2024年3月15日
- 読了日 : 2024年3月15日
- 本棚登録日 : 2024年3月15日
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