じゃ、また世界のどこかで。

著者 :
  • KADOKAWA (2018年7月13日発売)
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本棚登録 : 310
感想 : 22
5

写真家近藤さんの世界一周旅の記録。
旅の魅力が詰まりに詰まっているので、読み終わった時、自分も世界一周に!といかないまでも、旅行に行きたい気持ちが強くなる。

その国では何気ない光景でも魅力溢れるものや、有名な観光名所に絶景、異国の人との交流の様子から旅の楽しさが伝わってくる。

また、異国の知らない人の笑顔にとにかく元気がもらえる。
人の笑顔がどれだけ魅力的かということもこの本には詰まっていた。

でも楽しいばかりではなく、バイク事故で負傷し歯が折れたり、飛行機に3度乗り過ごしたり、全財産248円になったり、南京虫の餌食になったりと、絶望してしまうようなことも多々発生。
それでも何だかんだ乗り越えてしまっているからびっくり。
行動を起こしさえすればいくらでも道が開けるということを体現しており、そんな負に感じるような体験でも何とかできることを知ると、頭だけで考えていた海外へのハードルというものがとても低くなった。

お金、時間、労力をかけて1年半にも及ぶ世界1周旅で得たものを、ほんの一部ではあるものの、見せてもらえることが出来るという、かなり贅沢な一冊だと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月30日
読了日 : 2023年9月22日
本棚登録日 : 2023年7月22日

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