きりぎりすのみ読了。
売れない画家の妻となった女性の語り短編小説。
売れた夫の変わり身に嫌気がさす…
売れないバンドマン、売れない芸人の彼女や妻って
こんな気持ちなんだろうか。
売れて「あなたはこんな人じゃなかった」と
思うことがあるのはよくわかるけど…
夫がラジオで「わたしの今日あるは…」の続きは、
きっと「妻のおかげ」と言っていたでしょうに。
それを聞いていたら何か変わっただろうか。
コオロギだとわかっているのに
「きりぎきす」と言い換え、それをそっと仕舞う気持ちはわからないけど、そこに凛とした強さを感じます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月20日
- 読了日 : 2022年10月20日
- 本棚登録日 : 2022年10月20日
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