悪魔の大陸(上) 新・傭兵代理店 (祥伝社文庫 わ 7-13)

著者 :
  • 祥伝社 (2014年5月21日発売)
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感想
単純に世界情勢の勉強になる。欧米と当地の関係や思惑、ロシアや中国の思惑など実際の名前が出てくるのでリアリティを持って勉強になる。

特にシリアなどは情勢が複雑なため、小説を通して現地の情勢や勢力関係が勉強できるのもありがたい。

シリア情勢は米露と中国、ISILなど様々な思惑が絡み合い、相当複雑な事情だ。

あらすじ
新傭兵代理店シリーズ第二弾。アルジェリアでの任務を終えた藤堂は、明石柊真に会いにフランスを訪れたところ、フランス政府から護衛を依頼される。

シリアのアサド政権が化学兵器を使った証拠を掴むために極秘で視察にいく所を護衛するという任務だ。フランスの外人空挺団の中でもエリートを集めたGCPから4人が選ばれ、さらに藤堂はシリアに残る高官の護衛にあたる。四人の護衛の中には、柊真も選抜されていた。

シリアに入国した藤堂たちは反政府勢力のヌスラ戦線と行動を共にし、サリンの物証を探すが、見つからない。そのうち、反政府勢力内にロシアのスパイが侵入し、サリンを使用している疑惑が持ち上がる。

また、ヌスラ戦線と行動を共にしていた藤堂のチームが何度も政府軍の襲撃を受け、疑問を抱いていた所、ヌスラ戦線のターハが裏切っていたことが判明した。彼は、中国側で政府軍にも、反政府勢力にも武器を売りつけ、米露の対立を煽る存在だったのだ。

藤堂たちはターハを追っていたが、トルコの国境の街で見失う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月26日
読了日 : 2023年9月26日
本棚登録日 : 2023年9月25日

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