今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀

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  • 講談社 (2012年10月23日発売)
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・学級、部活など集団を預かり、それを向上させたい教員
・チームを預かる学年主任や管理職
・集団を統率する役割を任された方

こんな方におすすめできます。


チームづくりの段階を
「フォーミング」「ストーミング」「ノーミング」「トランスフォーミング」の4つに分けて考えています。和訳すると「形成期」「混乱期」「規範期」「変態期」となります。

「チームづくりは常に右肩上がりにはならず、お互いのコミュニケーションが増えるからこそ混乱期をむかえ、パフォーマンスが一度下がる。その後、規範期を呼び込むことで、大金星をあげる変態期に入ることができる。」
この事実を知っていることが集団のリーダーにとって大事だと感じました。混乱期に突入した時に「おもしろくなってきた」と考え、規範期に突入するための策を練ることができます。

それぞれの期に応じた「力」が紹介されていますが私は「凹凸力」が好きです。やはり得意・不得意があるメンバーが集まるからこそ、協力・フォローしあって何かを成し遂げるのが面白い。誰かの凹もあまり気にならなくなります。

気づきやアイディアがどんどん出てきます。自分や自分が預かる集団の状態に応じて何度も読み返すことになりそうです。

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感想投稿日 : 2020年6月2日
本棚登録日 : 2020年3月8日

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