昔に書かれた作品で、読みにくいかなと思っていたがそんなことはなかった。
それと、名著ということもあるのか、内容は共感できる文章が多かった。
書くと長くなるので全てを載せないが、特に共感できたのはこれだ。
「 おそらくそれは、その幸福がいかにも実際的なものであり、たやすく手にはいり、しかも《注文どおり》にできているために、それが魂をしめつけ、窒息させるように思われる」
自分自身、こんなことで喜んでいいのかと生きていて感じることがあり、アリサと同じく、最高の歓喜を求めていたのだ。それを見つけるのは、正に、"狭き門"だけど。
でも、そんなものばっかり求めていると、アリサ同様身近な幸せが見えなくなるのも事実だから、程々にするのがいいのかな。
本文に度々出てくる、聖書本文がいい味を出してると思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月13日
- 読了日 : 2022年3月13日
- 本棚登録日 : 2022年3月13日
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