たいのおかしら

  • 集英社 (1993年7月15日発売)
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本棚登録 : 1182
感想 : 94
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最も面白かったのは『ひろ子の揉め事』だ。最後に駐車場の隅にいるのを見て「ひっくり返りそうになった」という言葉で笑いが止まらなかった。さらに歌うのを辞めず、挿絵のまる子の尖った口とギーギーという音の自転車で大爆笑した。多分、もものかんづめの『メルヘン翁』と同じくらい笑ったと思う。
また、この本を読んでまる子は実は意外と頭が良いのだと思った。アニメではテストで低い点数を取ることがほとんどだが、『答案の始末』ではテストが返ってきてから本当は答えがわかったり、理科のテストでは96点を取ったり。
3部作を読み終わり、さくらももこさんは日常を面白く書いているが、本来の性格は真面目で、気づかい屋さんで、想像力がとても豊かな人だと感じた。まだ読んでいないエッセイは沢山あるので読んでみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月25日
読了日 : 2023年11月25日
本棚登録日 : 2023年11月25日

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