富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く (集英社新書)

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  • 集英社 (2018年8月17日発売)
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感想 : 17
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1.なんで富山がスウェーデンなの?どういうこと?と思ったので読みました。

2.富山県は県民の幸福度や女性の正社員比率が高いという数値が出ており、日本の中でも住みやすい県となっております。寒い気候だからとか、東京からのアクセスが悪いからと言って敬遠されがちですが、侮れません。富山県は「このゆとーまれ」という事業を起こしたのですが、これは「金は出さないが口も出さない」という内容で、どこの行政も行っていないことです。このように、ユニークなアイデアが出せる行政と、共同体の名残が残り、人との繋がりを実感できる環境であることが住みやすさを生み出しています。このほかにも、富山県の魅力について本書は書かれています。

3.富山県の実収入や幸福度が高いことは衝撃でした。昔、日当たりが悪い地域ほど鬱病になりやすいという都市伝説のような話を聴いたことがあります。これはあながち間違いではないと思っていたので、信じていたのですが、この考えはすぐに捨てようと思いました。
そして、富山県は今、めちゃくちゃ発展した県になっていることが興味深かったです。現在、スマートシティ事業を推進している代表的な県で、行政の取り組み方が積極的な姿勢です。このようなに行政と民間が頑張っている姿を他にも示していることが本人たちのやる気も誘発しているのだと感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年2月21日
読了日 : 2022年2月20日
本棚登録日 : 2022年2月20日

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