不倫 (文春新書 1160)

著者 :
  • 文藝春秋 (2018年7月20日発売)
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感想 : 60
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非常に興味深い内容で良書。心の問題や人の性格がどのように形成されているのか、深く考えたことはなかったが、脳科学的な観点から少しは理解出来たように思う。

母親が30歳以上で出産した子供は大人になって熟女好きの傾向があるなどのほうれい線実験は特に印象深い。
また、不倫傾向にある人物には

①遺伝子、②後天的な愛着スタイル、③性ホルモン
が影響しているとの説明には唸らずにはいられない。

共感力は眼窩前頭皮質が大きく影響し共感力が強いと裏切られた感覚があると許せない気持ちが強くなるとの説も実体験からうなづける。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養
感想投稿日 : 2020年6月3日
読了日 : 2020年5月31日
本棚登録日 : 2020年5月30日

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