大人は泣かないと思っていた

著者 :
  • 集英社 (2018年7月26日発売)
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本棚登録 : 2508
感想 : 245
4

どうしてわたしはあの子じゃないの
と同じ舞台だと知り、手に取りました


それぞれ違う目線から書かれた連作短編です
次は誰かな?と考えながら読むのも楽しいです



短編の感想って難しいー
今回はそれぞれの感想を書く感じにします

上手く書けるかなー


◯大人は泣かないと思っていた
主人公の時田翼がなかなかいい
男らしいとか、
お酌警察とか、
田舎同士のプライドとか
いろんなことに疑問を持ちながら
自分をきちんと主張してる感じがいい


◯小柳さんと小柳さん
とにかく、子持ちの再婚に対する
周りの意見が嫌すぎる!!!
子どもが高校生だからって
周りが余計なこと言ってくるのが
すごくいや!!!

そしてそういう事件もあったりするから
それも難しいんだけど
もううるさいー!!って感じでした
(わたしの語彙力不足…)


◯翼がないなら跳ぶまでだ
もう玲子さん最高!!
徐々に溜まってたイライラを
蹴散らしてくれました!!好き!!笑


◯あの子は花を摘まない
大人の女性のこういう前向きな考え方は好きです
自分もそうやって未来を見て生きたい


◯妥当じゃない
亜衣がなかなか凄いなー


◯おれは外套を脱げない
ここでの時田翼もなかなかいい
一作目よりもよくなってるのもいいー!

そして奥さんが素敵!


◯君のために生まれてきたわけじゃない
ここまで株を上げてきた時田翼目線に戻ります

他人から見るとなかなかいいのに
本人から見ると点でダメになる不思議


でもそういうものなのかも。


ひとりで頑張っちゃうの、わかるなー



ラストもいい感じにまとまってて
読了感もいいです(^^)



肘差村の閉鎖的な感じは嫌だけど
いろんな人のいろんな考えを描くには
とてもいい舞台なんでしょうねー

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月13日
読了日 : 2023年11月13日
本棚登録日 : 2023年11月13日

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