四十九日のレシピ

著者 :
  • ポプラ社 (2010年2月16日発売)
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4

乙美さんが亡くなり気力を失った夫のもとに
金髪の娘が現れるところから始まる物語。

金髪の娘井本は乙美の働いていた施設の人間で
生前から頼まれていたと言って
夫の身の回りの手伝いを始めます


そこへまた傷を負った娘百合子も現れ
共に生活をすることに。


母が残したレシピや
生前付き合いのあった人々との関わりの中で
少しずつ気力を取り戻していく話。


こういう、人が再生していく物語は好きです
こちらまで元気になってきます!

話が進むにつれて
乙美さんのとても素敵な人柄がわかってきて
余計亡くなってる事実が辛い。。

でも残されたものは生きていかないといけないんですよね



にしても!!!
浮気相手がすごすぎる!ひどすぎる!

なんなんだあれは!!!


普通にしてれば浩之もちゃんとしてるように見えるのに
なんであんなのに引っかかってしまうんだー!
浩之の家族も嫌すぎる!!
もう百合子のことは放っておいてって感じなのに!
離婚一択!!!

そして浮気相手の子供のことも気になる…


なんか丸く治った感はあるけど
すっと終わってしまった感があって
モヤモヤが残るー



あとは親戚の物言いもちょっと酷いかな
私だったら最後の感じで帳消しにできないなー
ああいう物言いをする人だったとしても
もう少しあるだろうって気がするけど…



そういうモヤポイントがいくつかあったので
星は4つ


でも素敵な四十九日でした(^^)




読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年7月17日
読了日 : 2023年7月17日
本棚登録日 : 2023年7月17日

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