障害者支援員もやもや日記――当年78歳、今日も夜勤で、施設見回ります (日記シリーズ)

著者 :
  • フォレスト出版 (2023年1月21日発売)
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感想 : 30
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このシリーズは外さずに読んでいる。

今回は一般にはあまり知られていないであろう「障害者支援施設」での仕事。
知り合いに、家族が統合失調症だという人がいるけれど
こちらからいろいろ聞くのは興味本位な気がして躊躇ってしまう。

自分の仕事とは全く違う世界。
でも、「人」と直接接して(時にはぶつかって)、助けあったりすることって
一番大切で、本当に必要な仕事なんじゃないかと思った。

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・リビングの横には「困ったときに相談できる人」として、小川エリア長ともう一人の電話番号を書いた紙が常時貼られている。もう一人はソーシャルワーカーや弁護士で、顔写真付きである。小川エリア長の発案だったという。彼は利用者にも社員にも気を配っていた。122

・障害者の家庭は、父親が逃げているところが多い。いっさい妻に丸投げして知らん顔をしている。男は世間体を気にするからだろうか。それだけではないような気がする。男親は自分の価値観で子どもを躾けようとする傾向がある。それが通じないとわかると、どうしていいかわからなくなり、投げ出してしまうのではないだろうか。141

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年10月29日
読了日 : 2023年10月29日
本棚登録日 : 2023年3月8日

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