とにかく大谷の活躍でまったく本が読めなくなって困っていた所、何をトチ狂ったのかNHKさんがMLB中継を止めてオリンピック放送に切り替えてしまったので、何十日ぶりかの読書。
といっても、並の面白さならすぐ頭が二刀流一色になっちゃうので、鉄板もののフロストを。
2008年以来の再読になるが、今回もやっぱり「きしつ」と読んじゃう。
なかなか「カタギ」が馴染んでくれないが、読んでもタイトルの意味は判然とせず。
巧いなぁと惹き付けられたのは、休暇中のフロストが難事件解決に引っ張り出される導入部。タバコが切れたからって、ね。
タバコが切れたんで署長の執務室からクスねようと、恋人を待たせたままフラッと署に寄ったのが運のツキで、殺人事件の捜査を押しつけられることになるのだが、休暇中なんだから臨時で明日になれば交代してくれよとボヤいても、そこはそれデントン署のこと、あれよあれよと休暇は召し上げになり、代理が取れてしまう。
だけど本人実は、休暇返上もさして苦にならず、面倒事は逃げの一手なのだが、どこか寂しがり屋で、現場で笑えない冗談を話してるのがほんと大好き。
部下の報告も上の空で聞いているのだけど、肝心な所で思い出すところなんかイイわ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年7月20日
- 読了日 : 2021年7月19日
- 本棚登録日 : 2021年7月20日
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