戦後日本、満州から日本に命からがら引き上げて来た人たち。赤ちゃんの泣き声がうるさいとロシア人に殺されるので母親自らの手で赤ちゃんの口を押さえる。戦後の混乱を生き抜いて来た人たちが、こうして平和な世の中で勉強する喜びをみると泣けてくる。自分の人生を呪うのではなく、やり直して輝かせるのが素敵。
和真も昼間の学校で傷つき、そこから動かないのではなくきちんと夜間中学で先生や多様性のある同級生に出会えて、少しでも辛さが癒され社会に出ていけるよう願う。
私も教員免許持ってるけど、こういうところで活かせればいいなぁ。
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- 感想投稿日 : 2022年5月5日
- 読了日 : 2022年5月5日
- 本棚登録日 : 2022年5月5日
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