「真理」「国家」「神様」「存在」の4つのカテゴリーに分けて31人の哲学者、思想家を紹介する。
掛け値なしのわかりやすさと読みやすさが最大の特徴。理由としては以下が考えられる。
①本当に知識がゼロであることを前提にしている
②砕けた文章で書かれている
③専門用語が少なく、あっても順に読めば理解できるように工夫している
④カテゴリー分けと紹介順によって、他の人物の思想との関連がわかりやすい
細部や正確さは諦め、何も知らない読者を明確な対象とした割り切りが窺える。
各人物ごとのページ数は、最少の4ページから最大はマルクスの33ページまで、偏りはある。各カテゴリーの最後に扱われる人物の章はまとめも兼ねてページ数が比較的多い。
以下はカテゴリーごとに扱われる人物一覧を登場順に列挙。
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「真理」
プロタゴラス、ソクラテス、デカルト、ヒューム、カント、ヘーゲル、キルケゴール、サルトル、レヴィ=ストロース、デューイ、デリダ、レヴィナス
「国家」
プラトン、アリストテレス、ホッブズ、ルソー、アダム・スミス、マルクス
「神様」
エピクロス、イエス・キリスト、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、ニーチェ
「存在」
ヘラクレイトス、パルメニデス、デモクリトス、ニュートン、バークリー、フッサール、ハイデガー、ソシュール
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年11月21日
- 読了日 : 2020年11月21日
- 本棚登録日 : 2020年11月21日
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