史上最強の哲学入門

著者 :
  • 河出書房新社 (2015年11月6日発売)
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「真理」「国家」「神様」「存在」の4つのカテゴリーに分けて31人の哲学者、思想家を紹介する。

掛け値なしのわかりやすさと読みやすさが最大の特徴。理由としては以下が考えられる。

①本当に知識がゼロであることを前提にしている
②砕けた文章で書かれている
③専門用語が少なく、あっても順に読めば理解できるように工夫している
④カテゴリー分けと紹介順によって、他の人物の思想との関連がわかりやすい

細部や正確さは諦め、何も知らない読者を明確な対象とした割り切りが窺える。
各人物ごとのページ数は、最少の4ページから最大はマルクスの33ページまで、偏りはある。各カテゴリーの最後に扱われる人物の章はまとめも兼ねてページ数が比較的多い。

以下はカテゴリーごとに扱われる人物一覧を登場順に列挙。
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「真理」
プロタゴラス、ソクラテス、デカルト、ヒューム、カント、ヘーゲル、キルケゴール、サルトル、レヴィ=ストロース、デューイ、デリダ、レヴィナス
「国家」
プラトン、アリストテレス、ホッブズ、ルソー、アダム・スミス、マルクス
「神様」
エピクロス、イエス・キリスト、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、ニーチェ
「存在」
ヘラクレイトス、パルメニデス、デモクリトス、ニュートン、バークリー、フッサール、ハイデガー、ソシュール

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年11月21日
読了日 : 2020年11月21日
本棚登録日 : 2020年11月21日

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