教誨師という職業をこの本で初めて知りました。死刑囚に仏の教えを説き、自らが犯した罪に向き合わせ、死刑執行の瞬間に立ち会う。死刑囚がどういう末路を辿るのか、少し覗き見ることができる物語でした。
終盤は頁をめくる手が止まらなくなるほど怒涛の展開で引き込まれましたが、最後は思ってもいなかった人物が犯人でした。私が伏線に気付かなかったのもありますが、なぜ犯人があの場に居合わせたのか、なぜこの時なのか、それまでにチャンスはいくらでもあったのではないのか、などいろいろ疑問が湧きました。
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- 感想投稿日 : 2023年11月29日
- 読了日 : 2023年11月24日
- 本棚登録日 : 2023年11月24日
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