最後のひと葉: O・ヘンリー傑作選II (新潮文庫)

  • 新潮社 (2015年10月28日発売)
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感想 : 13
3

スーとジョンジーが絵のスタジオを持っていた。……八番街の「デルモニコズ」で定食の出る時間に知り合い、芸術、チコリサラダ、ビショップ袖の趣味がピタリと一致していたので、共同のスタジオを構えることになった。


スーが肺炎になり、医者が何でもいいから心残りになってくれるものは?たとえば男とか
の問いに

「男?」スーは口琴をくわえて弾いたような声を出した。「男なんてものはーあ、いえ、
先生、そういうことはありません」
(小川高義 訳)


「恋人ですか?」スーがあいまいな口調で答えた。「恋人なんて、そんなばかばかし……
あ、いえ、いません」
(金原瑞人 訳)


「恋人?」スーの声には軽蔑するような響きがあった。「それほどの価値のある男なんて……、いえ、それはともかく、彼女には恋人なんていません」
(千葉茂樹 訳)                    
                         

スーは、ジョンシーが好きよね。
子供の時には分からなかったけど、確かに、
スーは、ジョンシーが好きよね。





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感想投稿日 : 2022年7月10日
読了日 : 2022年7月10日
本棚登録日 : 2022年7月2日

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