「そして僕、この1日をすっかりむだにしてしまった僕に、明日を呼ぶ権利なんてものが、いったいあるのだろうか?」
『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』において、エーコがお勧めしていた一冊。
アラン=フルニエの生涯ただ一冊の作品。彼自身の悲哀に満ちた恋愛とそれに伴う苦悩を、まるで自分の死を予言していたかのように(と自分は思う)、克明に記している。
村上春樹以上に救いどころがない青春物語。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年11月11日
- 読了日 : 2020年11月11日
- 本棚登録日 : 2020年11月2日
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