グラン・モーヌ (岩波文庫 赤 N 502-1)

  • 岩波書店 (1998年12月16日発売)
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「そして僕、この1日をすっかりむだにしてしまった僕に、明日を呼ぶ権利なんてものが、いったいあるのだろうか?」

『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』において、エーコがお勧めしていた一冊。
アラン=フルニエの生涯ただ一冊の作品。彼自身の悲哀に満ちた恋愛とそれに伴う苦悩を、まるで自分の死を予言していたかのように(と自分は思う)、克明に記している。

村上春樹以上に救いどころがない青春物語。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年11月11日
読了日 : 2020年11月11日
本棚登録日 : 2020年11月2日

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