10年後に食える仕事 食えない仕事: AI、ロボット化で変わる職のカタチ

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  • 東洋経済新報社 (2020年2月28日発売)
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『10年後に食える仕事 食えない仕事』

【購読動機】
今の業務、これからの業務。どのような課題、役割に対して取り組むことが価値につながるのか?AIと共存していくにあたって、人間はどのような立ち位置で業務に臨むのか?について考察したかったから。

【結論】
AIが得意なことは、教師データを元に推論できること。課題、問題が与えられて、その回答が一定のルール・枠の中で導きだせること。
したがって、人間は、このAIの強みを利用して、労働力コスト(時間*人数)を減らし、余った時間・経済を別の領域に再投資していくことも選択肢のひとつであるということ。

【こんなひとにおすすめ】
自身の業務・仕事とAIとの違い・役割について考察したいひと。
これから就職を考えている学生のひとで、仕事選びの基準を探しているひと。

【私の解釈】
①身体②技能③心。
書籍では、この3つの領域で、ひととAIを比較し、強み・弱みを整理している。また、著者が実施した過去のインタビュー情報をもとに、①②③で職業を評価している。さらに、AIに代替できうる職業か?いなかの結論を導きだしている。
AIは、①の代替はできうるが完全に再現することはできない。また、AIは③の代替はできない。②は、AIが一定の要件のもとで完全に勝る領域である。

自身がアウトプットした成果物は、AIと比較して何か差異があるのだろうか?もっといえば、AIが得意とする過去からの推論の領域を飛び越した「創造力」があるのだろうか?

そのような視点を持ち続けて、業務に当たることの必要性を再認識することができた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人事組織
感想投稿日 : 2023年4月29日
読了日 : 2023年4月29日
本棚登録日 : 2023年4月29日

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